デッサンに必要な「観察する目」〜着物〜
2020/11/16
デザイン専門学校のお仕事は、私もとても勉強になります。
デッサンのことは全く分かりませんが、
デッサンの先生が生徒さん達にするアドバイスが
なるほど〜
と唸るものなのです。
右足に軸があるから身体の中心はここにはないよね?
このポーズは右肩が落ちているよね?
これだとかなり反り腰になっていない??
お臍の向きは?
軸足がこの向きなのに、こんな所に肩甲骨は乗らないよね・・・
前回も驚きましたが
今回も伝えたいことが、先生にははっきりと伝わっています。
さすがです。
「観察する目」と言うものは
物事を身につけるためには欠かせないもの。
デッサンはとても目が養われますね。
先月のデッサンを一人ずつ拝見し
おかしい・・・と思うところを指摘し
ここを直せばもっとよくなるよ*^^*
そんな授業からスタートしました。
デッサンは10分程度
その後は自宅で仕上げて頂きます。
中には、雑誌などを参考資料に時間をかけて描いておられる生徒さんもいます。
世の中には情報が溢れているので
探せばいくらでもあるのですが
雑誌などでも、正しく軸が決まっていないお写真なども存在します。
早い段階で、これに気づくことができる講義は
生徒にとって、とても素晴らしい機会だと
好評をいただいております。
身体の軸を見る先月の授業に引き続き
今回は、お着物のあれこれをより細かく指導しました。
お着物の着付けの仕方も重要ですが
普通のお着物と振袖や打掛は
襟の位置などが異なります。
着物の知識量が不十分なため
生徒さんたちが柄を創作する際は
あり得ないところに柄があったり
不自然な柄が続いていたり
挙式のみ用いる白無垢「綿帽子」の設定がおかしかったりと
お教えする出来ることは沢山ありそうです。
紋や髪型について質問下さった生徒さんがいました。
お若い方がせっかく興味を持って下さっているので
楽しんで頂きたいな・・・
洒落紋は作ってもいいですよ。
髪型もそれぞれ考えてみて下さい。
来月見せていただきます。*^^*
デッサンの先生の一言一言がとても勉強になるな・・・
と思い、
今回は、大勢の先生方にデッサンモデルとなって頂きました。