着物の格(2)
2020/05/18
留袖
黒留袖は、黒地に染め抜き紋が5つついた絵羽模様のお着物です。
振袖が未婚者の第一礼装であるに対して、黒留袖は既婚者の慶事の第一礼装です。
喜びを重ねたいとの意味からも昔は白羽二重の物を重ねて着ていましたが、昨今は簡略化され比翼仕立て(襟が二重になっている)で着用されます。
帯締め、帯揚げは白や金のものを合わせます。
色留袖は、黒地以外の裾模様で未婚者でも着用できます。
紋の数によって格が変わり、一つ紋は訪問着よりもややフォーマルな装い。
五つ紋をつけ比翼仕立てにすると黒留袖と同格の第一礼装となりますが、最近では着用の幅を広げるために準礼装として紋の数を減らして着用される方が多いです。
帯の種類・格(1)
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