着物の格(3)

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帯の種類・格(1)

2020/06/08

着物を楽しむ

帯の種類・格

私たちが普段よく使う帯は、「袋帯」「名古屋帯」「半幅帯」でしょうか。

 

今日は、少しだけ

「袋帯」「京袋帯」「名古屋帯」「袋名古屋帯」「半幅帯」

についてご紹介しておきますね。

 

帯の形や・長さ・素材が違うものもあり、それにより格が変わって決まってきますので

知っておいて損はないでしょう。

 

 

                              写真提供(あすかや)

 

 

 

 

袋帯

多くの袋帯は、金銀糸のフォーマル・セミフォーマル用で、留袖や訪問着に着用します。

 

一般的には表に柄があり、裏は無地や地紋。

二枚を縫い合わせてあるのが一般的で、

金銀の少ない、控えめな柄付けは洒落袋帯と呼び、

付け下げや色無地・江戸小紋などに着用します。

 

紬や小紋などにも合わせることが可能で、二重太鼓を結ぶ長さ(約4.2m)があります。

 

 

                         

京袋帯

仕立ては袋帯ですが、一般的な袋帯よりもお太鼓一重分長さが短いのが特徴です。

長さは、約3.6mです。

用途・格は、名古屋帯に準ずると良いかと思います。

名古屋帯

利用範囲が最も多いのが名古屋帯で、セミフォーマルからカジュアルな装いまで着用可能です。

名古屋帯(9寸帯)も袋名古屋帯(八寸帯)も、仕立て上がりの幅や長さは同じになり、お太鼓部分はいずれも八寸です。(幅約30㎝・長さ約3.6m)

 

 

なごや仕立ての名古屋帯 : 胴回りを半幅帯に縫い合わせてあります。

開き仕立ての名古屋帯 : 開いたまま仕立ててあるので、前幅の調節が可能です。

松葉仕立ての名古屋帯 : 手先を少しだけ半分に折りかがってあります。

 

袋名古屋帯

一般的にカジュアルな装いに向いていますが、金糸銀糸を使った綴織や組帯の袋名古屋帯は訪問着や色無地のセミフォーマルに合わすことが出来ます。

名古屋帯(9寸帯)も袋名古屋帯(八寸帯)も、仕立て上がりの幅や長さは同じになり、お太鼓部分はいずれも八寸です。(幅約30㎝・長さ約3.6m)

 

 

袋名古屋帯 : 「袋帯」と「名古屋帯」の良いところをとった帯で、

        一般的に帯芯を入れない一枚仕立ての単衣帯です。

        八寸帯・八寸名古屋帯・かがり帯など、様々な名前で呼ばれます。

        基本的に地厚の織り帯で、

        代表的なものに綴織・紬・博多織などがあります。

        

半幅帯

半幅帯は、細帯と言われる8寸幅以下の帯の代表格です。

 

礼装用の袋帯と同じ素材の半幅帯はよそ行き用ですが、

博多織や木綿・麻など、普段着着物の強い味方の半幅帯です。

 

半幅帯には、袋状になった小袋帯と一枚仕立ての単帯があり、

袷の季節から夏まで一年中楽しめます。

 

 

 

帯の種類・格(2)

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