コロナ渦の和食のマナー
2020/12/10
先日行いました
千古の領域 春日大社一の鳥居前、老舗料亭 奈良「菊水楼」
和食のマナー講座のご紹介です。
私の師匠である、日本礼法お家元の椿 武愛子先生が奈良にお越しくださったので
ぜひともご紹介したいなと思い、私の生徒様・ご家族様や親い方にお声かけし
コロナ渦の中でございましたので、一般応募は控えさせていただきました。
主催は、令和 椿 和文化協会として 内閣官房 beyond2020 オリンピック行事に参加しております。
会長の椿武愛子先生が面白く分かりやすくご教示下さり
私は講師としてアシスタントにつかせていただきました。
日本料理の歴史から、お箸の由来
それぞれのお料理のいただき方に、器の扱い方
日本料理での懐紙の使い方
皆様よくご存知でいらっしゃいましたが
オリンピックも近づいてきた今、
日本文化を見直す機会として楽しんで下さった様子で、
「また開催して下さい」とリクエストをいただきました*^^*
日本礼法は、一般の作法だけでなく旅館指導や料亭指導
おもてなしする側の作法をお教えしております。
和食のマナーにも、洋食マナーの様な合図があるのをご存知でしょうか?
高級旅館や老舗料亭では当たり前の合図です。
洋食にはあって和食にはないもの、そしてその理由と違い、声かけ。
全て理由があります。
おもてなしする側の作法を知ると
おもてなしされる側の作法がより分かってきますね。
皆様から好評でしたのでご紹介しておきます。
尾頭つきのお魚の食べ方。
懐紙は、皿代わりに使ったりしますが
尾頭つきのお魚が出た場合は
懐紙を4つ折りくらいにして、頭を押さえて上の半身をほぐしていただきます。
お魚をあまり動かさずに裏返さない
ここがポイントでしょうか。
上半分を召し上がった後は骨の下の身と骨を分けます。
お魚を3枚におろす要領で*^^*
骨は頭にも尾にもついている様にし
身だけをほぐし召し上がって下さいね。
この様に頂くと、いらぬ手間がなく所作も美しくなります*^^*
また、お食事でマスクを外しておりますので会話は控えますが
黙々と頂くのも味気ないですよね。
お話する際は、声を押さえ口元を扇子で隠しましょう。
マスクにはかないませんが
相手を不愉快にさせない為の心配りですね。