帯の種類・格(2)
2020/06/29
帯には織りと染めがあります
金銀の糸・白糸・色糸などで柄を織った織りの帯。
白生地に地色や模様を染めた染めの帯。
帯には、織りの帯と染めの帯があります。
織り帯の方が一般的に格上です。
私チョイスで、大体の格付けをしてみました。
錦織 : 金糸銀糸の伝統紋様の袋帯は、留袖や振袖・紋つきの色無地に。
現代的な柄や、金銀糸の少ない帯はセミフォーマルに。
名古屋帯は江戸小紋や紋つき色無地・伝統紋様の小紋などに合わせます。
唐織 : 古典紋様の袋帯は、留袖や振袖・訪問着・紋つき色無地に。
名古屋帯は付け下げや江戸小紋に。
佐賀錦 : 箔づかいの豪華な帯なので、格調高い文様は黒留袖などの正装に。
振袖用の華やかな帯もあります。
綴織 : 金糸銀糸が使われた袋帯は、留袖や訪問着に。
金糸銀糸が使われた袋名古屋帯は、セミフォーマル用。
金糸銀糸を使わない袋名古屋帯は、気軽な付け下げや小紋に。
刺繍 : 前面に施された華やかな刺繍の袋帯は、留袖や振袖に。
友禅染 : 金彩を施した吉祥文様の袋帯や名古屋帯は、訪問着・行け下げ・色無地に。
型染め : 型染めび金銀糸が使われた袋帯や名古屋帯は、セミフォーマルに。
洒落着の強い味方 : 博多織・紬・ふくれ織り・すくい織り・くし織り・花織・ミンサー織り
自然素材の帯 : 芭蕉布・上布・葛布・藤布・木綿
如何でしょうか?
洋服と同じで、バランスよく持たれるといいと思います。
かっちりスーツばかり必要ないですものね。笑
「着物一枚に対して帯三本」とよく言われますが、
帯で装いの雰囲気はガラリと変わりますので、
お買い求めの際は何に合わせられる帯なのか
範囲を考えながら購入されるといいかと思いますよ。
帯の文様・格(1)
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